ラバーダムとは
2026年5月14日

ラバーダムとは、歯の根の治療(根管治療)や虫歯治療の際、治療する歯だけを薄いゴムのシートで隔離し、唾液や細菌の侵入を防ぐ「無菌的治療」のための道具です。唾液中の細菌による再感染リスクを劇的に下げ、治療の成功率を向上させる効果があります。
ラバーダムの主なメリット
- 細菌の侵入防止: 口の中の唾液や細菌が根管に入り込むのを防ぎ、治療の再発リスクを減らします。
- 安全性確保: 治療器具(ファイル)や削りカス、薬液が喉に流れるのを防ぎ、誤嚥(ごえん)を防止します。
- 精度の向上: 湿気のない乾燥した環境を作れるため、接着剤がしっかりつき、詰め物や被せ物の持ちが良くなります。
- 確実な施術: 舌や頬をゴムで押さえるため、歯科医師が治療部位を明確に確認でき、集中して治療できます。
- ラバーダムのデメリット・注意点
- 違和感・圧迫感: 口の周りをゴムで覆うため、息苦しさや異物感を感じる場合があります。
- ラテックスアレルギー: ゴム製のシートを使用するため、アレルギーがある場合は使用できません。
- 手間と時間: 装着に時間がかかり、技術とコストが必要となるため、日本では実施する歯科医院がまだ少ないのが現状です。
- 特に、神経まで達した虫歯や、根管治療を繰り返している場合に、非常に重要な処置です。