矯正歯科では虫歯を教えてくれないって本当?虫歯を予防する5つの方法

「通っている矯正歯科クリニックで、虫歯があるのに教えてくれなかった」「そのまま放置されてしまった」といったネットの書き込みを目にして、不安になった方もいらっしゃるのではないでしょうか?

虫歯があっても矯正治療ができるケースもあるものの、基本的には虫歯を治療してから、矯正治療を開始するケースが多いです。

ではなぜ「虫歯があるのにかかりつけの矯正歯科クリニックは教えてくれなかった!」という声が見られるのか、その理由や、矯正治療中に虫歯ができたらどうするか、矯正治療中の虫歯予防の方法などについて詳しく解説します。

気になる疑問や不安を解消した上で、安心して矯正治療を始めましょう。

目次

矯正歯科では虫歯を教えてくれない?

矯正歯科クリニックも、一般歯科クリニックと同じ「歯科医院」ですので、虫歯治療には対応していなかったとしても、虫歯を発見した場合は患者さんに伝える必要があります。

虫歯を発見したにもかかわらず、それをあえて伝えないというのは歯科医師としては考えられない行為です。

しかし、知識や診療技術が未熟という理由や、拡大鏡(ルーペ)を使用していないなどの理由から虫歯に気づかない、見落としてしまうというケースは考えられるでしょう。

虫歯を治してから矯正治療を開始するケースが多い

歯槽骨(歯を支えている骨)に問題がなければ矯正治療自体はできるものの、虫歯は進行性の病気であり、自然に治ることはないため、基本的には虫歯を治療してから矯正治療を開始することが多いです。

小さな虫歯なら治療をせずにそのまま進めることもありますが、虫歯だらけでお口の中の状態が悪い場合は、それを放置したまま矯正治療を始めることはできません。

虫歯だらけの状態を放置したまま矯正治療を始めてしまうと、虫歯が進行していき、噛み合わせを整えるどころか、歯を失ってしまいかねないためです。

なお、虫歯が大きい場合、削ってインレー(詰め物)やクラウン(被せ物)を被せますが、クラウンは跡が残ってしまう可能性があるため、歯の色に近いセラミックなどの素材を使った治療は、矯正が終わってから検討するといいでしょう。

矯正予定がある場合は虫歯治療前に見てもらうのがおすすめ

お口の中や顎の状態によっては、抜歯して矯正を行うこともあります。歯が並ぶスペースが足りていないのに無理に非抜歯で歯を並べようとすると、歯が前方に突出してしまい口元がきちんと閉じられなくなるなどが起こる可能性があるためです。

もしも抜歯予定の歯が虫歯だった場合、治療の必要がなくなることもあるため、最初に矯正歯科クリニックで見てもらうと余計な費用を抑えることにつながるでしょう。

矯正歯科が虫歯を見落とす3つの理由

きちんと患者さんの歯のことを考えてくれる矯正歯科医であれば、たとえ自分のクリニックで虫歯の治療を行っていなかったとしても、虫歯を見つけたら必ず教えてくれます。

しかし、中には虫歯を見落としてしまうケースもあります。ここからは、矯正歯科が虫歯を見落とす3つの理由について解説します。

他のクリニック任せになっているため

矯正歯科クリニックの中には、矯正治療の進行度合いや歯並びはチェックしているものの、虫歯は患者さんがかかりつけの一般歯科任せにしてしまい、しっかりチェックしていないところもあるようです。

虫歯への意識が低い矯正歯科医の場合、虫歯の発見や処置が遅れ、症状が進行してしまう可能性があるため、通院の際に「虫歯になっている歯はありませんか?」などと、患者さんの方から聞いてみましょう。

虫歯になったら紹介状を書いてくれるのかどうかなど、虫歯治療を行うかかりつけ歯科医院との連携ができているかも、事前にチェックしておくといいでしょう。

クリーニングをしないため虫歯を発見できない

矯正歯科専門クリニックの中には、歯の汚れがついていてもクリーニングを行わないケースもあるようです。歯に汚れが付着したままだと、汚れに隠れた虫歯を発見できずに見逃してしまう可能性が高まります。

中にはクリーニングに力を入れているところもあり、毎回しっかりと歯のクリーニングを行ってくれる矯正歯科クリニックもあります。

矯正治療の治療期間は歯の状態によって個人差もあるものの、平均して2〜3年ほどと、長い期間がかかる治療です。しっかりと歯の健康を保ちながら矯正治療を続けるためにも、初診のカウンセリング時に、歯のクリーニングはどこまでやってくれるのか、費用はどのくらいかかるのかなどもしっかり確認しておくと安心です。

見つけにくい虫歯だった

虫歯の中には、ぱっと見てわかるものもあれば、見つけにくい種類のものもあります。

例えば、「隣接面う蝕」と呼ばれる歯と歯の間にできる虫歯は、レントゲンでチェックしなければ判別が難しい虫歯です。

「2次カリエス」という詰め物や被せ物の下にできる虫歯も少し見ただけではわからず、レントゲンを撮影してしっかり確認する必要があります。

矯正歯科専門のクリニックに通っている場合、3〜4ヶ月に一度はかかりつけの一般歯科のもとで、詳しい虫歯や歯周病の定期検診を行ってもらうのがおすすめです。

矯正治療中に虫歯ができたらどうする?

矯正治療中に虫歯ができるのは、実は珍しいことではありません。矯正器具によって歯磨きの難易度が上がることがあり、しっかり歯を磨き切れていないと、汚れが残り、虫歯になってしまうことがあります。

虫歯ができたとき、虫歯の治療をするか矯正を続けるかどうかは、虫歯の場所や大きさ、矯正治療の段階によっても変わってきます。

担当している歯科医師の方針によっても異なりますが、以下のように、小さな初期の虫歯の場合は矯正治療中に虫歯が見つかっても治療を継続することがあります。

  • 初期の虫歯の場合……経過観察をしながら矯正を続ける
  • 大きな虫歯の場合……一旦矯正治療を中断し、虫歯を治療する

歯科医師や歯科衛生士と話し合って、虫歯をどう治すかを決めることが大切です。 

なお、矯正治療を受けているクリニックが矯正専門で虫歯歯科の治療に対応していない場合は自分のかかりつけの一般歯科や、提携しているクリニックに行くことが多いようです。

矯正治療中の虫歯を予防する5つの方法

ここからは、矯正治療中の虫歯を予防する方法をご紹介します。矯正治療中に虫歯になると、治療を途中で中断しなければならなくなることもあるため、虫歯にならないよう、しっかり虫歯予防に努めましょう。

定期的にプロによる口腔ケアを受ける

矯正治療中は歯や歯茎の健康を保つために、定期的に歯科医院でクリーニングや検診を受けて、お口の中の状態を清潔に保ちましょう。

プロに専門的な口腔ケアをしてもらうと、自宅では落としきれない汚れや細菌を除去でき、虫歯や歯周病の予防に効果的です。口腔ケアは虫歯予防になるだけでなく、虫歯の早期発見にもつながります。

歯だけでなく矯正装置も清潔な状態を保つ

ブラケットやワイヤーといった矯正装置は食べ物が挟まりやすく、矯正中は汚れが溜まりがちになります。毎食後は必ずブラッシングして、矯正装置をきれいにしましょう。

ワイヤー矯正中は、デンタルフロスや歯間ブラシやタフトブラシなどの補助用具も活用して、隙間に詰まった汚れもきれいに取り除きましょう。

マウスピース型矯正装置の場合、マウスピース用の洗浄剤を使ったり、柔らかい歯ブラシで水洗いするのがおすすめです。

食生活に注意する

ショ糖が多いお菓子や飲み物は虫歯の原因になります。特に粘着性のあるアメやキャラメルは、できるだけ避けるようにするといいでしょう。

また、食後はすぐに歯磨きをしましょう。出先などで食事後すぐにブラッシングできない場合は、水やお茶で口内をすすぐことも有効です。

正しい歯磨き方法を学ぶ

矯正治療中は、通常よりも丁寧かつ念入りに歯磨きする必要があります。

しかし、力任せにこするのはNG。きちんと口腔ケアをするためにも、正しい歯磨きのやり方を歯科医院で教えてもらいましょう。フッ素洗口剤やキシリトールガムなども併用して虫歯予防を強化するのもおすすめです。

歯のケアグッズを使う

矯正治療中に手軽に使えるケアグッズとしては、歯磨き後に塗ることで歯の再石灰化を促進させる「MIペースト」などがあります。(MIペーストは牛乳由来の成分のガゼインが含まれており、牛乳・乳製品アレルギーの方は使用できません)

今は、インターネットなどで矯正中に活用できる歯のケアグッズがたくさん販売されています。歯科医院でも、歯ブラシや歯磨き粉と合わせて歯のケアグッズが販売されていることもあるため尋ねてみるといいでしょう。

まとめ

矯正歯科では虫歯を教えてくれないということはないものの、なんらかの理由で見落とされてしまう可能性は考えられます。定期検診などの際に、患者さんの方から「虫歯になっている歯はありませんか?」と尋ねると、虫歯の見落としを防ぐことにつながるでしょう。

森下駅から徒歩2分・清澄白河駅から徒歩9分の場所にある森下ベリタス歯科では、矯正治療中も歯の健康を保つことに力を入れています。

治療にかかわるすべてのスタッフが拡大鏡と呼ばれる装置をつけて施術を行うことで、クリーニングまでミクロ単位で精密で高度な治療を行っていますので、安心してご相談ください。

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森下ベリタス歯科の矯正歯科

森下ベリタス歯科は江東区にある歯医者です。
「森下駅」より徒歩2分・「清澄白河駅」 より徒歩9分でアクセス可能。

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