食後の歯の闘い

森下ベリタスブログ

みなさまこんにちは
桜の季節となりましたがいかがお過ごしでしょうか?

さてムシ歯がどうのようにできるのかご存知でしょうか?
ムシ歯菌が歯を食べて穴があいてしまう…そんなイメージがあるのではないでしょうか?

実はムシ歯菌が食べカスをエサに、酸を作ります。その酸が歯を溶かしているのです。これを、「脱灰」といいます。

歯のエナメル質は、身体の中で最も硬い組織ですが、酸の攻撃を受けてエナメル質はpH5.5、象牙質はpH6を超えてしまうと溶け始めます。つまりお口の中が酸性に傾くと、歯が溶け出すのです。

食後のたった10分でpHは5くらいまで下がってしまいます。お腹も満たされゆっくりお茶を飲んでいる間に、歯は酸の攻撃を受け激しい攻防を繰り広げているのです。酸にさらされている時間が長ければ長いほど、ムシばまれた歯に近づきます。

歯も攻撃を受けているばかりではなく「再石灰化」 といって溶けたところを微量ながら自己再生します。
しかし残念ながら酸は金属をも錆びつかせてしまいますから、歯の再石灰化だけでは元には戻りません。

ここで最も効果的な方法は、ブラッシングです。酸を出す菌の集合体 プラークを食後素早く取り除くことがムシ歯にならない1番の方法です。

ムシ歯にならないようにするには、歯を、菌が出す酸から守ること。極力汚れが長時間歯にさらされることを回避できれば、お口の平和つまり健康が保たれるということになります。

今一度、歯磨きのタイミングを見直してみてはいかがでしょうか?

森下ベリタス歯科は江東区にある歯医者です。
「森下駅」より徒歩2分・「清澄白河駅」 より徒歩9分でアクセス可能。

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