虫歯治療のイロイロ
2016年5月22日
皆様、こんにちは
虫歯治療はとても細かく精密な治療です。虫歯の進行度合いにより、治療方法が異なります。今回は基本的な虫歯治療方法についてお伝えします
初期虫歯とは歯の表面に出来た浅い虫歯です。歯の表面はエナメル質という体の中で一番硬い組織で覆われています。エナメル質は食事のたびに溶かされ、唾液によって元に戻ります。このバランスが崩れてくると初期虫歯が出来始めます。
初期虫歯は口の中を虫歯ができにくい環境を作ることによって進行を止めることができます。歯は一度削ってしまうとやり直しのたびに、詰め物が大きくなってしまいます。この初期虫歯の段階では歯を削らず、虫歯ができない環境作りをすることが必要です。
初期虫歯が進行するとエナメル質の下の象牙質という部分に虫歯が進行します。歯の神経近くまで虫歯が進行しないと症状がないことも多いのです。歯が黒くなったり、透明感のない白さがあるときは虫歯が広がっている可能性があります。
虫歯の入り口が小さく歯の神経が残せる場合は、できるだけ歯を削る量を減らし材料で詰める処置をします
歯がしみるなどの症状がある場合は歯の神経の近くまで進行した虫歯です。症状がある虫歯は歯の神経にダメージが及んでる場合が多く、歯は自ら虫歯菌に抵抗できずにSOSを出しているのです。
この場合は、神経に及んでいる虫歯を取らないと痛みは無くなりません。神経を取り根の管をキレイにする治療が必要となります。
このように虫歯は程度により治療法が異なります。しっかりとした診査、診断をすることで治療法が明確になりますので、何かお困りの方は一度お口のチェックをオススメします。