子どもの噛み合わせ
2015年4月27日
皆様こんにちは
だいぶ暖かくなりゴールデンウィークも近づきお子さんの喜んでる顔が浮かびますね!
全国的にムシ歯のない子どもたちが増えてきています。それに伴って小さなお子さんを持つ家庭でのお口の関心は、ムシ歯の治療・予防から歯並びに移ってきました。
今日はお子さんの歯並びについてのお話です。
歯並びの大半が 歯が互い違いになっている叢生の状態です。
その叢生の乳歯列のまま大人の歯に生え替わると、永久歯列でも不正な噛み合わせが出現すると言われています。これに関してはなんとなく予測はつきますね。
しかし驚くことに
健全な乳歯列でも、永久歯列になると65.1%が不正な噛み合わせに移行すると言われています。かなり確率が高いです。これは遺伝的、環境的な要因が大きいとのことです。環境的な要因には 食生活、指しゃぶり・舌壁などの習癖、うつ伏せ寝なとわの態癖、食事時やテレビゲーム視聴時の姿勢などがあります。
健全な歯列から不正な噛み合わせの兆候を見つけ出すのは大変難しいですが、着目点をかえることで誰でも大きく外れることなく予測することが可能です。
遺伝的要因は変えることは不可能ですが、環境的要因は、家族と歯科医師、衛生士がサポートすることで変えていくことは可能です。
不正な噛み合わせの兆候の早期発見、なるべく早期に正しい方向に導くことで、未然に防ぐことができます。
今後は、ムシ歯予防だけでなく、歯並びの定期検診に来ることも重要になってきますので、今一度お子さんのお口の中に目を向け、久しく通われてなければ受診をオススメします。