金属アレルギー
2015年7月30日
こんにちは
熱帯夜が続きなかなか眠れない日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
この季節は、アクセサリーや金属製の時計バンド、ベルトのバックルなどで皮膚にただれがみられるような方もいるのではないでしょうか?
これは金属によるアレルギーの症状の1つです。
そのような人はムシ歯治療に際しては、十分に注意が必要なのです。
では歯科とどこに繋がりがあるのでしょうか?
ムシ歯治療は、ムシ歯を削ってつめる という作業になりますが、そのつめる材料には様々あるのです。
そのなかでも、金属による修復や被せ物による治療があります。
より歯にフィットするよう適合性の高いものを作製するために、さまざまな金属が混ざった合金を使用します。
近年、金属に対するアレルギー反応を起こす患者さんが増えてきていると報告があります。身の周りの金属ですらアレルギー反応を起こす可能性を秘めているのです。
もし不安であれば、金属アレルギーの検査(パッチテスト)がありますので、お近くの皮膚科へ受診されても良いかもしれません。
多様な歯科用材料の中にはアレルギー反応を起こさない材料もあります。
それはセラミックス材料です。
これはいわばガラス材料ですので、アレルギー反応を起こさず、汚れもつきづらいのです。
耐久性に優れ、何よりも歯にとても近い色合いですので、審美的(見た目)に優れています。
全身の中で一番硬い組織である歯の機能、審美性を回復させるにはとても利に適った材料と言えます。
歯だけでなくご自身の身体を長きに渡って守る意味でも、セラミックス材料は欠かせない存在となると思います。
金属アレルギーをお持ちの方、またそうでない方も材料に関してご不明な点があればお声をかけていただければ幸いです。