前歯だけマウスピース矯正できる?費用・期間・回数を詳しく紹介!
笑った時に目立つ前歯は、最もきれいに矯正したい部分であるともいえます。
特にすきっ歯や出っ歯は目立ちやすいため、前歯にコンプレックスがあることで人の目が気になり、笑顔になることを躊躇してしまうという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、前歯だけマウスピース矯正したいと考えている方におすすめの部分矯正について詳しく紹介します。
前歯の歯並びにコンプレックスを抱えている方、または部分矯正に興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
前歯だけのマウスピース矯正は可能
マウスピースで前歯だけ矯正することは可能です。
そもそも前歯とは、真ん中の歯から数えて糸切り歯とも呼ばれる犬歯までを指すのが一般的。つまり、上下左右を合わせて合計で12本もあります。
前歯と聞くと上の二本の歯だけを想像する方も多いと思いますが、まずは前歯がそれだけの数があるということを把握しておきましょう。
そのため、前歯をマウスピースで矯正する際は歯列全体を覆います。動かす予定がない歯も覆わなければいけないため、初めの方は違和感があるかもしれません。
前歯だけ歯並びを調整したいと考えたとしても、歯列全体のバランスを考えながら整えていく必要があるため、前歯だけマウスピースを装着すればいいというわけではありません。
気になる部分だけを矯正する際の呼び名は、部分矯正やプチ矯正とも呼ばれます。
前歯だけのマウスピース矯正の費用・期間・通院回数
前歯だけのマウスピース矯正の費用や期間、通院回数は歯科医院や使用する素材により異なりますが、ここでは一般的な相場を紹介していきます。
もしも詳しく把握したいという場合は、治療前にかかりつけの歯科医師へ確認してください。
費用
前歯だけのマウスピース矯正の費用相場は10~40万円です。
利用する装置や期間により費用に差はありますが、前歯だけの部分矯正は歯列全体を矯正するよりかは費用が安くなるのが一般的です。
とはいえ、マウスピース矯正は保険適用外になるため、費用は決して安くありません。
ワイヤー矯正は30~70万円の費用がかかるため、それに比べれば安いものの、少なくとも10万円程度の費用がかかることは把握しておきましょう。
期間
前歯だけのマウスピース矯正の治療期間は3ヶ月~1年前後です。
費用と同様に治療期間も個人差はありますが、前歯だけであれば多くの場合で1年もあれば治療が完了すると考えていいでしょう。
全体矯正では3年前後かかることもあるため、それを考えれば期間は短くなります。
また、近年では新型コロナウイルスの影響もあり、外出中はマスクが必須です。その影響もあり、口元が見られないため、今のうちに矯正をしようと考える方は少なくありません。
マウスピース矯正の治療期間は決して短くありませんが、マスクを付けるのが日常的である今は絶好のチャンスとも捉えることができます。
回数
前歯だけのマウスピース矯正の通院回数は約3ヶ月に1回です。
約1ヶ月に1回の通院が必要なワイヤー矯正とは違い、マウスピース矯正は自分でケアを行いながら進められるため、通院回数は減らすことができます。
とはいえ、マウスピースの交換や調整、歯や歯茎のチェック、矯正の進行状況確認などを行う必要があるため、定期的な通院は不可欠です。
しかし、ワイヤー矯正よりも少ない回数になるというのは嬉しいポイントだといえるのではないでしょうか。
部分矯正をおすすめしたい人の特徴
前歯だけのマウスピース矯正(部分矯正)をおすすめしたい人の症例は以下の通りです。
- すきっ歯
- 軽度のがたつき
- 軽度の出っ歯
- ねじれて生えている
部分矯正は、特に人前で目立つ前歯を矯正することに特化しています。主に治療ができる症例としては、軽度の出っ歯やすきっ歯、がたつきなどが挙げられます。
とはいえ、ここで注意点として覚えておいてほしいのが、部分矯正では噛み合わせを整えることは難しいという点です。
そのため、部分矯正か全体矯正かは、かかりつけの歯科医師と相談してください。部分矯正で問題なしと判断されてから矯正を進めることをおすすめします。
前歯だけマウスピース矯正をするメリット
前述の通り、前歯だけのマウスピース矯正は部分矯正と呼ばれる方法です。ここでは、部分的に歯を移動させるメリットを詳しく紹介します。
短期間で完了する
前歯だけの部分的な移動は、歯列全体の移動よりも短期間で完了します。
前述の通り、全体矯正は3年前後の期間がかかる場合もありますが、前歯だけであれば遅くとも1年以内、早ければ半年もあれば目に見えた効果が期待できます。
個人差はあるものの平均は10ヶ月程度といわれているため、結婚式や就職活動など、人生のビッグイベントに備えるために歯列を矯正することが可能です。
また、短い治療期間で目に見えた効果が出るため、自身のモチベーションを維持させられるという効果もあります。マウスピースが目立ちにくい点も大きなメリットです。
低価格で受けられる
前歯だけのマウスピース矯正は、全体矯正よりも低価格で行うことができます。
部分矯正は全体矯正よりも治療期間が短いです。マウスピースの価格自体は部分矯正だからといって安くなるわけではありませんが、期間が短くなるため相対的に価格が安くなるのです。
全体矯正に比べて治療期間が短い理由は、動かす歯の本数が少ないからです。特に軽度の矯正で期間が短くなれば、かなり価格は抑えられるでしょう。
目立たず矯正できる
マウスピース矯正の大きなメリットに、目立たずに行える点が挙げられます。
従来までのワイヤー矯正には、装置が目立つデメリットがありました。人前に出る仕事をしている方はもちろん、審美性の悪さから抵抗感を示す方は多いです。
しかし、マウスピースは透明であるため目立ちません。
前歯という最も目立つ部分の矯正でも、マウスピースであれば目立たないため、誰にも知られることなく矯正を行うことが可能です。
また、近年では新型コロナウイルス感染症の影響により、多くの方が日常的にマスクを着用しています。その影響もあり、今のうちに歯列を矯正しようと考える方は多くいます。
前歯だけマウスピース矯正をするデメリット
続いては、前歯だけマウスピース矯正をするデメリットを紹介します。
重度の不正歯列は対応できない
マウスピース矯正は重度の不正歯列には対応できません。
例えば、奥歯の噛み合わせが悪い場合などは、当然ですが部分矯正では対応不可です。前歯だけのマウスピース矯正は、あくまでも前歯の歯列を整える場合に利用できます。
また、歯の移動に時間を有する場合や、6~7番目の噛み合わせが正常ではない場合なども、部分矯正が適用できないことがあります。
想像と違う歯列になる可能性がある
全体矯正とは違い部分矯正は特定の一部分の歯しか動かさないため、自分が思っていた想像とは違う歯列になる可能性があります。
特に多いのは、一部分しか動かさなかったために全体のバランスが悪くなることです。
部分矯正では奥歯から全体的に歯列を整えることはできないため、噛み合わせで不都合を感じている方の問題を解決することも難しいでしょう。
想像と異なる歯列になるリスクを避けるためには、事前のヒアリングが大切です。必ず歯科医師と相談のうえ、入念な検査を行うようにしてください。
まとめ
前歯だけのマウスピースの費用・期間・通院回数や、メリットとデメリットを紹介しました。
マウスピース矯正は全体矯正だけではなく、部分的な矯正も可能です。前歯は笑った時に最もよく見える部分であるため、コンプレックスを解消したい方におすすめです。
軽度のすきっ歯や出っ歯、がたつきなどは部分矯正で解消できる場合がありますが、奥歯の噛み合わせが悪い場合などは、全体矯正の方が適している場合があります。
とはいえ、一般的に部分矯正は費用を安く抑えることが可能であり、通院期間や回数も抑えられるため、前歯の歯列が気になる方は検討してみてください。
森下駅から徒歩2分の場所にある『森下ベリタス歯科』では、目立ちにくいマウスピースを使った歯列矯正を行っています。
歯並びの乱れは虫歯や歯周病の原因になるだけではなく、外見的な乱れが不利に働く場面もあります。人は見た目で第一印象を決定するため、清潔感を与える歯並びは重要です。
森下ベリタス歯科では、歯並びを改善することで全身の健康維持ができると考えています。
マウスピース矯正は従来のワイヤー矯正とは違い、取り外しが可能であるため清潔感があり、目立ちにくいため矯正していることを周囲の人に知られることなく行うことができます。
前歯だけのマウスピース矯正を考えている方は、お気軽にご相談ください。